家具の構造についての考察
構造と価格は比例している
家具の構造について詳しく書かれている記事が少ないのであえてそのことに触れてみようと思います。
それと構造と価格も意外と比例しているとしたらどう思うでしょうか。
でははっきり言わせてもらいます。
家具の価格帯により構造の強度も変わるのが一般的です。
つまり見た感じは同じなのに強度が強かったり弱かったりするということです。まして構造は目に見えない部分ですから家具作りに精通している人以外には分かりません。
ただこの定義は海外ブランドの家具となると当てはまらないこともしばしばあります。つまりきゃしゃな作りにも関わらず価格は相当なものとなっている家具があるということです。
私が問題だと思うのは、ショールームに勤務している接客スタッフでさえそのことがわからないという事実です。それだけ家具というものはブラックボックスであるということです。
うちの家具は重たいから高級なんだよ
造作家具(特注家具)の世界では昔面白い言葉が囁かれていました。「うちの家具は重たいから高級なんだよ」というものですが当時は笑って聞いていたものでしたが、今では確かに言えなくもないと思うこともしばしばあるのです。
家具ショップのショールームへ行くと軽い家具、つまり叩くとポンポンと音がするいわゆるフラッシュ構造が全てだといっても過言ではありませんが、そのフラッシュ家具の構造に使われている芯材にまで注意が回る人が少ないのです。ここで認識してもらいことは
家具の強度はフラッシュ構造だから弱いというのではありません。
フラッシュの構造となる芯材の強度で全体の強度が左右されるということです。
ですから強度不足を補う意味で無垢材や総厚の材質を使った重量のある家具が注目を集めているのかもしれません。
フラッシュでも構造次第では強度もじゅうぶん
ここではっきりと言えることは家具のデザイナーとしてフラッシュでも構造次第では強度もじゅうぶんな家具をデザインできるということです。
この構造の話になるとキリがありませんのでまたの機会とすることにさせていただきます。今回は価格は家具のフラッシュの芯材に影響するということを知ってください。芯材の密度、厚さしかりです。
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